ヒラメ釣り【食わせの間の有効性】ルアーをしっかり着底させる事が必要
ルアーでのヒラメは食わせの間が必要だという事をご存じでしょうか?ただ巻きでも釣れるのは釣れます。普通に釣れます。しかし『食わせの間』を与えてやることで釣果は多分”倍以上”になるかと思います。
私は6日間、ずっーーーーとダウンショットでヒラメを狙ってみました。そこそこ釣れる時期で普通に釣ればボウズはくらいません。ヒラメの捕食範囲は底から約1m前後と言われており、それが正しいと仮定した上での実験で、ダウンショットリグは本当には有効なのかを確かめるためと、ストップ&ゴーのような”ストップ”はヒラメに有効か否かを確かめるためでもあります。
ダウンショット実験定義
ダウンショットでのアクションは、ストップ&ゴーでシンカー着底で巻きを開始するを徹底し、狙いはヒラメの捕食範囲の1m前後をひたすらに引くというもの(シンカーは底に着くがワームは海底よりも上にある)
釣行記録
実験初日、普通なら2、3匹釣れる潮とタイミングでの釣行もダウンショットで1匹のバラし。これは巻きの最中に食ってきた。
2日目、自身過剰かもしれないがこの日も2、3匹釣れそうな感じ。しかも2人でやっている。お友達はジグヘッドで釣りをしてくれているので有難い。何故ならこの実験の最大の目的はルアーの停止時間が必要か否かという事。
簡単に言えば、ジグヘッドでストップ&ゴーならストップの時ワームは着底し動かない。方やダウンショットではシンカー着底の際、ワームは底方向に動いていており完全に止まっていない。
これに違いがあるかどうかの実験です。
2日目の結果、ワームではありませんがジグラバースルーのストップ&ゴーの繰り返しの中で食ってきた。バラしはしたが着底後から上に乗ってきた感じで巻き始めで合わせた。
3日目、一匹は回収時後ろから追ってきた。もう少し距離があればそのまま食っていたのか、それともストップが必要か不明。2,3匹目もジグヘッドのストップ&ゴー
4日目、この日もひたすらにダウンショット。しばらくして同じ場所にジグヘッド投入で一発で食ってきた。これも着底からの巻き始め。
5日目、ダウンショットのワームからシンカーまでの長さを30cmほどに短くした。シンカー着底後も2秒ほど待ちワームを着底させる時間を取る事にした。結果的に2枚のヒラメを捕獲。
6日目、ダウンショットでストップを入れずゆっくりと底を引きながら巻くことにした。結果はボウズ。友達はジグヘッドで2匹の釣果。着底後からの巻き始めで食わせている。
まとめ
初日ダウンショットで巻きの最中に喰ってきたので、食わせの間は必要無いかと思ったが、2~6日間、明らかにストップ(着底)させた方がヒット率が高い事が分かった。
確かに今までの経験&データ上(数は嘘っぽく聞こえるので言いませんが)着底後からの巻き始めが一番ヒット率が多い事も納得です。その次にストップ&ゴーのフォール中。
しかし矛盾しますが、ワンピッチジャークなどは上記に比べあまり釣れていないのも事実。同じアクションは見切られるのか何なのかは不明で検証が必要。
更に矛盾しますが、サーフなどは巻きでのヒットもそこそこ多い傾向。水深が浅いためストップを入れて底を叩くのを嫌ったためや、ルアーを浮かせるため通常よりリーリングを多くした事によりこの様なデータになったと思われます。
結果
ダウンショットは浅場で使えば最強。しかしシンカー部分ではなくワームが着底する時間のストップを入れる事でヒット率が増す傾向。
中~深場ではリーリングでルアーが浮くのでダウンショットは必要無い。ゆっくり引いてヒラメに気づかせ、ストップを入れ『食わせの間』を与えてやる事が必要。
その場で待ち構えてルアーに飛び付くヒラメもいるでしょうが、多くのヒラメはルアーに気づき、興味を持ち、追ってきて、後ろから食べるタイミングを見計らっている、と思います。ルアーをしっかり着底させて、着底後直ぐに動かす事でヒラメの捕食スイッチが入ると考えるしかなさそうです。
※ダウンショットのシンカーは通常の鉛でも可能ですが、予算があればタングステンを使用したほうが、飛距離、感度が圧倒的に増します。サーフなどでは根掛かりも少ないのでおすすめです。
上記の事は一概には言えません。自分の通うポイントを見極め参考にして頂けたらと思います。