ヒラメ釣り方大公開!ルアー選択やシーズンに有効な誘い方やポイント時間帯など全部まとめました!

 ここ数年でサーフでのヒラメ釣りが盛んに行われ、それに伴いヒラメの釣り方を伝授する事が多くなりました。ヒラメ釣りは約20年ほど前からしており、データや統計は10年分全部記載しております。釣り難いと言われる瀬戸内(岡山)でのヒラメ釣り。この地域でも確実にヒラメゲームは成立します。私の20年、一挙大公開です。※ルアーでの釣りが専門ですのでそちらの方が詳しくなっております(汗)

  • ヒラメの釣り方は大きく分けて2通り!

 ヒラメを釣る手段としては大きく分けて2つの手段があります。1つは生きている魚を餌にして釣る『泳がせ釣り』もう1つは、今や圧倒的な人気を博しているプレスチックやゴム製の疑似餌を使った『ルアー釣り』です。どちらもヒラメの補食行動を上手狙った釣り方で、誰でも釣れる可能性はあります。その2つの方法をご紹介致します。

ヒラメを釣る為に、泳がせ釣りでヒラメを狙う!

泳がせにも『オフショア(船)』で狙う釣り方と『ショア(陸)』から狙う釣り方と2通りあります。船の場合はその場所の潮流などがあり一概には言えませんし、ここで知ったらしく言わなくても船長さんが教えてくれますので、ここではショアからの泳がせで狙うヒラメ釣りをご紹介します。釣りをされる方なら1度はやった事がある『サビキ釣り』このサビキで釣れた魚をそのまま大きな針に付けて泳がせる方法です。

  • タックル(下記参照)

ロッドもシーバスロッドと記載しましたが、遠投の必要もさほど無いのでサビキで使用した竿をそのまま使用してもOKです。リールも何でもOK。高いの買う必要ナシ!

  • 仕掛け

重りはジェット天秤でもナス重りでもなんでもOK(ただしロッドの適正ルアーウエイトまで。少々は大丈夫です)胴付き仕掛けでも良いです。ただし重りから針の長さは30~50cmぐらいにしましょう。メーカーからヒラメ専用の仕掛けが多く販売されています。そちらを購入されても良いですが、釣果に違いはありませんので自分で作った方が釣れたときに数倍うれしいです。

  • 餌の付け方(下記参照)

 泳がせは鮮度が命。なぜならヒラメは死んだ魚を補食する事が無いからです。(詳しくはヒラメの生態で記載)なるべく弱らせず素早く付けるのが肝心で、上の図が一番弱らせずに針を付けられる場所です。
基本は現地調達が一番ですが、活きアジなどお店で売っている地域もあります(岡山には無い)活きアジは100円~200円ほどなので大量に買えばお金がかかるのでやはり現地調達しましょう。尚、活き餌としては、アジ、イワシ、サバ、ママカリ、サヨリこの辺りが一級品です。その他にもハゼやキスもヒラメは補食しますが、先ほどの魚に比べ動き回らないので泳がせで狙う場合は若干釣果は落ちます。根魚のメバル、カサゴも同様です。

  • ポイント

 狙う場所やポイントは、アジ、イワシ、シラス、サバ、ママカリ、サヨリのいずれかが釣れ、かつ、キスが釣れる場所です。理由は、キスが生息しているのは砂浜で(ヒラメも砂浜で生息する)キスのシーズンは夏だが、アジ、イワシ、サバ、ママカリ、サヨリなどのいずれかのベイト(ヒラメの餌となる魚)が釣れる地域なら年中ヒラメを高確率で狙う事ができます。釣りやすい場所としては水深のある波止などがベストでしょう。

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  • 合わせ方(重要)

 ルアーで狙う場合は即合わせですが、泳がせの場合は少し違います。ヒラメ40秒という格言があります。これはアタリがあっても40秒我慢しろって意味です。竿がトントンと叩いている時はヒラメに気づいた餌が逃げ回っている時で、その後の大きなアタリの時に一気に合わせましょう。これが40秒の由縁です。

ヒラメを釣る為に、ルアーでヒラメを狙う

 今や人気を博しているサーフからのヒラメゲーム。昔はシーバス用のロッドやシーバスルアーなどしか無かったが、今では専用の物も販売されています。勿論場所により多少は違いますが基本的なタックルをご紹介しよう。

  • ロッド

 ここは何でも良いとは言いません。ある程度の金額以上の物なら釣果に変わりはありませんが、一日に何百回と繰り返すキャストですので、良いものに越した事はありません。
長さは10フィー前後が万能で使いやすいです。最近では飛距離重視の長いロッドが人気ですが、9~11フィートでの飛距離の違いはあまりありません。(詳しくは飛距離の出し方で)
硬さはMLが万能で30グラムまでのルアーウエイトが投げれれば全国どこでも使えるかと思いますが、通うポイントの潮流の速さを考えましょう。私はLとMの二本を持参して釣っています。(詳しくは潮流の速さで)

  • リール

 リールもロッドと同じで、ある程度以上の物なら釣果に違いはありません。オススメはシマノ4000番台、ダイワもLTなら4000番台が重量とラインキャパ、スプール径の飛距離バランスが一番とれていて良いと思います。手返し良く釣る為にハイギアであれば尚良しです。

  • ライン

 ラインはPEの1.0号が万能ですが、根掛かりなどによるルアーロストを防ぐなら1.5号です。 しっかりリーダーが組めていればフックを曲げて回収も可能です。ちなみに私はMのロッドには1.2号を、Lのロッドには1.0号を使用しています。0.8号も使用していた時期がありますが、不意な高切れや、根掛かりで直ぐに切れるなどあり現在は使用していません。飛距離に関しては0.8~1.5ではあまり違いはありません。(詳しくは飛距離を出す方法にて)

  • リーダー

 巻いてあるPEを元に考えましょう。例えば1.0号のPE(22ポンドで計算)なら強度は10キロ位なので6号のフロロが強度的にはちょうどいいですが、ヒラメのリーダーは太くても5号で良いと思います。0.8号(16ポンド)なら4号リーダーで合わせればバランスが良いです。(詳しくはポンド計算にて)

  • ルアー

 サーフからの釣りなら飛距離も必要なので重量のある20~30gまでのルアーをチョイスして買えばいいでしょう。色々なメーカーから、多くのな種類が出ています。何でも釣れますが、自分の通うフィールドにあったルアーをセレクトしましょう。(詳しくはルアーセレクトにて)

ヒラメを釣る為に、時期(シーズン)水温について考える

 近年分かってきたのは、ヒラメのシーズンが冬季寄りに拡大しているという事。例えば、冬の東北では水温が5度前後まで低下するし、北海道では0度近くまで低下するが、『ショアからヒラメが釣れた』という事例が頻繁にSNSなどで報告されている。ヒラメが活発に餌を捕食する最盛期は12~20度、産卵期は13~15度とされている。全国各地あるので一概には言えないが頭に入れておこう。こうした事を踏まえ、これまでのヒラメの概念を無視した考えがヒラメを釣るための秘訣になる。
 ちなみに筆者は水温8度の2月でも、釣り難いと言われる岡山でかなりの数を釣っているので12~20度が活発に追い回すは既に『嘘』である事が私の中で証明された。
ヒラメの時期やシーズン、水温などのリンクはこちらから

ヒラメを釣る為に、場所、狙うべきポイントを考える

 ヒラメの釣果情報を元に近くの釣り場に行くのが早いが、そういった場所は人気ポイントでもあり釣りにくいかもしれない。
泳がせ釣りの所でも記載したが、自分だけのポイントを見つけるなら、アジ、イワシ、サバ、ママカリ、サヨリ、シラスなどのいずれかが釣れ、かつ、キスが釣れる場所になる。
理由は、キスが生息しているのは砂浜で(ヒラメも砂浜で生息する)キスのシーズンは夏だが、アジ、イワシ、サバ、ママカリ、サヨリなどのいずれかのベイト(ヒラメの餌となる魚)が釣れる地域なら年中ヒラメを高確率で狙う事ができるからだ。
サーフに拘わるのではなく、ベイトに拘って場所を選べば釣果は確実に上がる。
参考リンクはこちらから

ヒラメを釣る為に、釣れる時間帯を知る

 一般的に朝マズメ、夕マズメと当たり前の事しか書いていない。当然ですが。ではもっとピンポイントで10年分のデータから信憑性のあるご説明をします。
場所にもより一概には言えないかもしれませんが、例えば、日の出が7時だとして、その前後1時間に集中して釣れています。もっとピンポイントと言えば、日の出前50分から日の出までで約4割は釣れている。逆に夕マズメは日の入から1時間までがベストでこちらも3割弱。データってスゴイですよね。夕マズメより朝マズメの方が釣れるみたいです。が、釣れるからその時間帯に釣行が多くなっているのもあります。でも知っておいて損はないです。
尚、夏季は圧倒的に朝マズメが強いです。水温の問題かと思われます。

  • ヒラメのナイトゲーム

 シーバス狙いでヒラメが釣れた…という話は珍しくないでしょう。本来ヒラメは夜行性でナイトゲームで釣れるのはよくある話なのですから。
しかし、ナイトゲームに対して抵抗がある人が多い為か、ヒラメのナイトゲームは中々定着しない。それでもデイゲームと比較すればヒット率は大きくアップしています。デイゲームで釣れなければナイトゲームで試すのも面白いです。シーバス同様、街灯の周辺がベストで、ナイトゲームの場合は潮の動き始めが一番ヒット率が高くなっております。ナイトではヒラメがルアーを発見出来ないと思っている方もいると思いますがヒラメは人間が見えない紫外線も見えるらしいです。こちらを参考にルアーセレクトすれば釣果上がります!

ヒラメを釣る為に、釣れる潮を知る

 良く大潮が言いとか言いますが、これも一概には言えません。潮流が速く釣りにく場所もあるかと思います。データを見てみると正直満遍なく釣れており、潮周期で影響があるとは思えませんでした。が、潮汐(干潮、満潮になる潮の動き)は肝心で、潮の止まっている時は、ほぼ釣れていません。
平均して上げ始め4分、下げ始め4分となっています。潮の動いている時間と日の出、日の入が重なる時間が、『最強のゴールデンタイム』という事がお分かり頂けると思います(全398匹のデータ参照、夜間は除く)

ヒラメを釣る為に、ヒラメの生態を知る

 最大で全長1m、体重10kほどになる。
沿岸の砂泥地を好み夜活動する。昼はよく砂泥中に身を潜め頭だけ出しているが、砂に潜らない場合は体の色を海底と同じ色にする。
主に海底に住む小魚、小型甲殻類、貝類、ゴカイ類を食べる。ヒラメはカレイと異なり、体全体を使った比較的俊敏な動きが可能である。
ヒラメはマゴチと違い基本追い回して捕食する様な事はしない。
補色範囲は50センチ~1.5メートルあたりまでが有効
じっと底に身を潜めて一気に食らい付く。
魚の中では『目』が良いらしく、『魚の波動』や『魚のニオイ』で餌を探すのではなく、『視覚』に頼って捕食するとされている。また、上から落ちてくる物に興味を示す。(詳しくはここをリンク)

ヒラメを釣る為の、離岸流の見つけ方

 残念ながら岡山には離岸流はありませんが、全国各地発生している地域のほうが多いはずです。

  • 離岸流とは何か?

 岸から沖へ強く流れる、海水の流れのことをいいます。左右の岸に向かう流れがぶつかり沖に払い出される為に起こる現象で、部分的に発生することが多く、幅は10m~30m程度といわれています。

  • なぜ離岸流を探すのか

 結論から言って離岸流よりもカケ上がりや沈み根を探す方が確立は高いと思います。
では何故離岸流を探すのでしょうか?昔、福島に住んでいた時も確かに離岸流を探していました・・。
岡山ではそんなもの無いので、こちらでは離岸流を気にした事がありませんが平気で釣れます。広大な海の中でポイントらしいポイントも無い。元々数の少ないヒラメ。そこにまわりと違う流れがあったら狙いますよね?ましてや同じ場所に毎回発生する様な事は無いので、離岸流が発生したからといって地形の変化が出来るわけもなく、出来たとしても同じ場所にずっと離岸流は発生しない。
では何故狙う?強いて言うならば『小魚は少しでも酸素量の多い場所を好む』傾向があるからだと思います。そう考えてみれば少しでも確率は高いのかもしれません。
『離岸流で釣れた』は離岸流を長時間狙うので釣れるだけ真に受けてはいけません。地形の変化を探す方が重要かと思います。実際そこまでの違いの差はでていません。

  • 離岸流の見つけ方

 結果的に離岸流が発生している場所は大きな波が立ちにくいため、釣りをする前に高い位置から海を見渡せば発生していれば分かるはずです。
遠浅サーフでは、沖で波頭が崩れ白波が岸へと押し寄せる。海面をよくみると、縦のラインに波が立っていない部分(上図参照)波が立っていないということは、払い出している流れで離岸流が発生しているという事です。
その他、波がまわりと違う所、ゴミが沖に集まっているなども分かりやすいです。
また波だけではなく、足下の地形もよくみてみましょう。離岸流が発生する地形はは少し凹んでいるのが分かると思います(下図参照)

ヒラメを釣る為の、装備、有ると便利品

 ヒラメの歯は鋭くとても素手では触れませんのでプライヤーとフィッシュグリップは必須です。
サーフの釣りでは(特に遠浅)ではウェーダーがあった方が良いです。前に行ける分、ブレークまでキャスト出きるので釣果が違います。ライフジャケットは必須です。
サーフの場合はタモは必要ありません。
ラインには常にコーティング剤を使用しましょう。飛距離も格段に違いますし、サーフでの釣行は砂などによってラインを傷つける恐れがあるので保護にもなります。

 ヒラメを釣る為の、ルアーセレクト

 おすすめルアーとかは場所によって使える、使えないがあるので鵜呑みにしない方がいいです。
世には色々なルアーが発売されており正直何を買ったら良いのか分かりませんよね?私はヒラメが釣れそうなルアーは、ほとんど買って使ってきました。種類にして300は有るかと。その中で『全然使えない』と思っていたルアーが違う場所では『あれ?使える』と矛盾する様な事もしばしばありました。結論から言うと水深。各々が通うフィールドによって水深が違うのでルアーセレクトは変わります。今回は水深に応じたルアーセレクトをご紹介します。

 ヒラメを釣る為の基本は『ヒラメの補食範囲にルアーと通す事』を頭に入れて下記をお読みください。捕食範囲何cmかバッチリですよね?

  • 足下から深く水深が5メートル以上の場所

 足下が深い場所は波止や漁港などが考えられます。そういった場所ではフローティングルアーは全く使えません。シンキングミノーも沈下が遅いと時間ロスで、手返しが悪く釣果に繋がりません。ヘビーシンキングミノーは着底が分かれば使えますが、足下までしっかり泳ぐ物でないと1キャストの半分位が無駄になる事もありこちらも時間ロスになります。
こういった場所では、手返しよく攻めるのならメタルジグや25g前後のワーム、沈下の速いシンキングペンシルが重宝します。

  • 水深0~5mぐらいの場所(6,70メートル先が水深5mほどの場合)

 岡山のサーフは大体こんな感じ。ここではどの種類のルアーでも釣れるが『差』はでてくる。一番使えるのはヘビーシンキングミノー、そして沈下の速いシンキングペンシル。メタルジグやラバージグ、25g以上のワームなどは、ただ巻きの場合、高速で巻かないとルアーが浮き上がらない為釣果に『差』がでる。
尚、スプーンはメタルジグ並の飛距離で浮き上がりも良いので使いやすい。

  • 水深が浅い(6,70メートル先が水深3m未満の場合)

 こういう場所は大抵、サーフか河口付近になると思われます。3メートル未満の場合は底取りは必要ありません。ルアー着水後にすでにヒラメの補食範囲に入っているからです。
ヘビーシンキングミノーやメタルジグは100%底を擦ってしまいます。使うメリットとしては飛距離だけでしょう。ただし、ぶっ飛び君などの沈下が速いシンキングペンシルでも、シンペンは浮き上がりが良いルアーなので一番の武器になるかと思います。

ヒラメを釣る為の、ルアーカラー(色

 なぜヒラメは『ヒラメゴールド』や『ヒラメピンク』と言われるのでしょう?この色で釣れないならブルーで、メロン系もナチュラルキラーでいいよ・・・全部ですやん。私にはメーカーがでっち上げた罠でしかないと思っています。
が、実際釣っていくなかでやはり『ヒラメゴールド』や『ヒラメピンク』が強い。勿論使用時間は考慮してます。私なりの結論はこちらから

 上のリンクで見てもらえば分かると思いますが、ヒラメは色彩感覚にも優れていると言われ、赤・青・緑の色の区別がつくという噂らしいです。更に重要なのはヒラメは紫外線が見えるとい事。ブラックライトと買って検証して結果、ほとんどのルアーの『ゴールド(オレンジを含む)』と『ピンク』には蛍光塗料が使われており紫外線に反応している事が分かりました。コレが釣れる由縁である事はほぼ間違いなさそうです。
尚、カラーをチェンジする時は真逆のカラーにする(金→黒)のもオススメの変え方です。

ヒラメを釣る為の、水深別おすすめルアー。3選別使い方

足下から深く水深が5メートル以上の場所

 ぶっ飛び君95sは飛距離、泳ぎ、フォール、全てにおいてシンキングペンシル最強だと思います。使い方は必ず着水後、必ず着底をさせる事です。流れがあり着底が分からない場合は使用をやめましょう。巻き続けるとすぐに浮上するので、水深にもよりますが4~8回転のストップ&ゴーが有効です。アタリはフォール着底後の巻き始めに多いです。ぶっ飛び君インプレ

 ロデム4はキャスト時、後ろののワームキーパーが外れ1キャストが無駄になる事が多いですが、裏技を使えば問題ありません。ロデムのウラ技
テールが細い為、ハウルよりもキビキビ泳ぎます。18g、21gと細い重さの調節が出来るので水深、水流の速さに合わせてセレクトしてください。こちらもしっかりと着底を取ってからのリフト&フォールや4~8回転のストップ&ゴーが有効です。ヒラメはただ巻きでは中々食ってこない魚だという事も頭に入れておきましょう。

 エフリードメタルは他のメタルジグに比べ、若干飛距離が劣ります。フックに付いている毛が空気抵抗を受けているからだと思いますが、この毛こそが最大の特徴でアピール力が高くなっているのだと思います。値段も安いし、キャスト時ラインに掛かるなどのトラブルも少ないです。
使い方はワンピッチジャークでリアクションバイトさせましょう。ただ巻きでも釣れますが、先にも書いた様にヒラメは巻くだけでは中々食ってきません。

水深0~5mぐらいの場所(6,70メートル先が水深5mほどの場合)

 スイッチヒッターはシャロー用として発売されているがシャロー以外でも使える。スイッチヒッターは、ぶっ飛び君に比べ沈下スピードが遅い。勿論ぶっ飛び君でも問題は無いが、ヒラメは上から落ちてくる物に興味を示す(ヒラメを釣る為に、ヒラメの生態を知る参照)ので、よりゆっくりとフォールさせた場合に有効だ。使い方も同じで着底後、4~8回転のストップ&ゴーが良い。

 水深5m前後では最強に使えるルアー、その名は『スピンドリスト』70、80、90mmなどあり、細かい重さ調節もできるのでありがたい。水深に合わせて使いやすいサイズを選択しよう。
着水後、カウントして着底、そこからストップ&ゴーで誘う。4~8回転のストップ&ゴーが基本。
スピンドリフト インプレ

 この水深なら最強に使える『マリア、スライス』他のバイブレーションに比べ沈下スピードが少し遅い、ジャークでトラブルも少なく、浮き上がりも良い。ただ重量が15gと軽量な為若干飛距離は劣るかもしれない。4~8回転のストップ&ゴーか、ジャーク&フォールで誘う。マリアインプレはこちら

水深が浅い(6,70メートル先が水深3m未満の場合)

 水深が無い場所は底取りは必要なりません。逆に底を叩きすぎないルアーを選ぶ事が釣果を上げる秘訣です。またヒラメ釣りにおいて飛距離はさほど必要ではありません。が、ヒラメ人気に伴い人気スポットでは、ヒラメにプレッシャーがかかっているのかもしれません。そういった場所でははやり飛距離が武器になるのかもしれません。

 ショアラインシャイナーZセットアッパー 125Sは水深50〜100cmのレンジで引けます。要するに水深の浅い場所では、既にヒラメの補食範囲に入っていると言う事になります。移動重心でキャスト時はリアから真っ直ぐに飛び飛距離もでます。ただ巻きよりも時折ストップさせる方がヒット率が高いです。

 5メートル以上の深い場所のオススメでも記載しましたが、ぶっ飛び君は全ての水深で使える最強ペンシルです。別にジャンプライズ信者ではないですが、飛距離、フォールの動きは文句の言いようがありません。個人的思う事は、重さが違うシリーズを出すのでは無く、重さは同じで浮力(フォールスピード)が違うシリーズで出せば爆発的に売れると思います。

 言わずと知れたモアシルダ。メタルジグほどでは無いですが良く飛びます。何よりメタルジグに比べ、浮き上がりが良く、フォールもヒラヒラと舞いながらゆっくりと沈下します。遠浅でも底を叩かず、ストップ&ゴーやジャーク&フォールでヒラメを誘います。インプレ

ヒラメを釣る為の、飛距離の出し方(リール編)

私も幼い頃からヒラメ釣りで様々なリールを使用してきました。ロッドとは違い、リールはある程度以上の物になれば性能は見違えるほど変わりませんし、釣果にも影響は無いと思います。とは言ってメインで使用するリールはステラですが・・。

飛距離に重要なのはスプール径

 リールのみで考えた場合、飛距離に関係してくるのはスプール径の大きさです。スプールが大きいほどスプールエッジにラインの当たる回数(摩擦)が少なくなり、飛距離が伸びます。
ステラはスプールが少し長い(ロングスプール)で、短いものより多くラインが巻けるので、放出された際の目減りが少ないです。なのでスプールが痩せにくいからラインがエッジに当たる角度も緩く、エッジに当たる抵抗を抑えて飛距離が出ます。ロングスプールで飛距離が10%ほど伸びると書いてますが、ノーマルと比べても実際そこまでの飛距離の差はありません。(径の大きさが違います)

ヒラメを釣る為の、飛距離の出し方(ロッド編)

 ロッドは飛距離を出す上でリールよりも重要です。飛距離を出す要素としては、
長さ、反発が上げられます。しかし一番重要な事はリールとバランスの良いセッティングで組むという事です。

 まず上の写真、飛距離に定評のあるジークラフトとダイワのモアザン。ジークラフトは9.62フィート約2.93cm、モアザンは9.2フィート約2.80cmです。短いモアザンの方が一番下のガイドの距離が長い事が分かります。何が言いたいかというと、リール取り付け位置と一番下のガイドまでの距離が長い方がラインへの対抗がかからないという事です。


 左がジークラフト、右がモアザン。ガイドの径の大きさも一回り大きくなっています。当たり前ですがガイド径が大きい方が抵抗は少ないです。

 汚い絵をご覧下さい。リールは螺旋状でラインを放出するので、一番下のガイドまでの距離が長く、ガイドが大きい方が抵抗が少ないのが何となくお分かり頂けると思う。更に言えば、リール編で紹介した大口径リール。この径がステラの様な縦に長いロングスプールでは無く、ダイワ製品にありがちな横に大きいスプールだとどうなるだろう?ガイドとラインに角度が出来て距離が出にくくなります。

要するにリールで大きい番手が飛ぶは正解でもあり間違いでもあります。

 いかにガイド一番下とライン放出の角度を小さくし、スプールエッジやガイドでの抵抗少なくするセッティングが飛距離を出す為に必要な事です。

ヒラメを釣る為の、飛距離の出し方(ライン編)

 ロッドよりリールより何より大切なのがライン。ラインコーディング剤は必ず使用しましょう。ラインの保護にもなりますし、圧倒的に飛距離が違います。
また、ラインの細い方が飛距離は出ますが、PE0.8ぐらいだと使用していく内に高切れしやすくなり大事なルアーをロストしかねません。最低でも1.0号をまきましょう。飛距離に関して言えば0.8号も1.2号もそこまでの差はありません。
撚りは4より8、8より12撚りの方が圧倒的に飛びます。理由は4つの糸で円を作るより、8つ、12つで円を作る方が真円に近くなり、ライン同士の摩擦が減るからです。

ヒラメを釣る為の、飛距離の出し方(キャスト編)

 ルアーを振り子のように動かし反動をつけてキャストする「ペンデュラムキャスト」ルアーの左右へのブレを抑えながら、初速を向上させることができる為、飛距離を伸ば事とが可能です。動画など参考にして下さい。

  1. ルアーの垂らしを一番下のガイドので垂らす。慣れてきたらリールの辺りに。一番飛びます
  2. ルアーをやや前方に振り出し、戻って来る勢いを利用して振りかぶります。
  3. ルアーの勢いが後ろに乗った所でロッドを振り切りキャストする。

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